「人生を変えたい」と思ったとき、多くの人が真っ先に考えるのは”良いメンターを見つけること”ではないでしょうか。
優秀な人に直接教わることができれば、それに越したことはありません。しかし現実には、自分が憧れるような人物に師事できる機会はそう多くはないでしょう。
そこで一つの考え方として、**「反面教師を3人見つける」**というアプローチが挙げられます。
なぜ「反面教師」が有効なのか
人は「なりたい自分」を思い描くことは得意でも、具体的な行動に落とし込むのが苦手な傾向があります。
一方で、「絶対にこうはなりたくない」という感情は、より強くリアルに感じられることが多いものです。
心理学的にも、損失回避の本能(利益を得る喜びより損失を避けたい気持ちの方が強く働く傾向)は人間の行動に大きく影響するとされています。つまり「こうなりたい」よりも「こうはなりたくない」という動機の方が、行動を継続しやすい面があるかもしれません。
実践のステップ
① 反面教師を3人ピックアップする
身近な人間関係の中から、「この人のようにはなりたくない」と感じる人を3人程度選んでみましょう。有名人や歴史上の人物でも構いません。
② 共通点・傾向を書き出す
その人たちに共通する言動・習慣・思考パターンを書き出してみます。たとえば「愚痴が多い」「先延ばしが癖になっている」「人の話を聞かない」などが浮かび上がってくるかもしれません。
③ 自分の生活から徹底的に排除する
見えてきた共通点を、自分の日常から一つひとつ取り除いていきます。完璧にやろうとするより、「気づいたら修正する」くらいの感覚の方が長続きするかもしれません。
「遠ざかる」ことで近づけるという逆説
「なりたくない自分」から遠ざかる行動を積み重ねていくと、気づけば自然と「なりたい自分」に近づいているという逆説的な現象が起きることがあります。
ゴールに向かって走るのではなく、避けたいものから逃げ続ける——そのシンプルな繰り返しが、人生を少しずつ変えていく可能性があるでしょう。
まずは一人、思い浮かぶ「反面教師」を探してみてはいかがでしょうか。
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