行動したいと思ったとき、多くの人がまず考えてしまうのが「ちゃんと始めよう」という姿勢ではないでしょうか。
実はこの発想こそが、一歩を踏み出せなくなる原因になっているのかもしれません。
完璧を求めると脳がブレーキをかける?
人が「きちんとやろう」「失敗しないようにやろう」と意気込むとき、脳の前頭前野は不確実性を警戒するモードに入ると言われています。
この状態になると、行動を後押しする指令がなかなか出にくくなるようです。
つまり、どれだけ立派な計画を練っていても、脳が「まだ危険かもしれない」と判断してしまえば、体は動いてくれないということになりそうです。
雑でいいから、まず動いてみる
反対に、完成度を気にせずとにかく手をつけてみると、「行動できた」という事実そのものが小さな快感につながることがあるようです。
このとき脳内ではドーパミンが分泌され、「もっとやってみたい」という前向きなモードに切り替わっていくと考えられています。
つまり行動力を左右するのは、最初の一歩の「質」ではなく、動き出したことによる神経回路の活性化なのかもしれません。
補足:作業興奮という考え方
心理学の世界では「作業興奮」と呼ばれる現象が知られています。
やる気が出てから動くのではなく、少しでも手を動かし始めることで、後からやる気がついてくるという考え方です。
「まず5分だけ」「とりあえず1行だけ」といった小さな行動が、結果的に大きな一歩につながることもあるようです。
完璧な準備を待つよりも、雑でもいいから始めてみる方が、脳にとっては優しいのかもしれませんね。
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