相続財産は、通常であれば相続人へ引き継がれます。しかし、相続人がいない場合や、相続人全員が相続放棄をした場合、さらに債権者などもいないケースでは、最終的に財産は国に帰属する仕組みがあります。
2024年には、このように国へ帰属した相続財産が約1,292億円にのぼったとされています。1年間でこれほど多くの財産が国へ渡っていることに驚かれる方も多いのではないでしょうか。
背景には、生涯独身の方や子どものいないご夫婦、親族との交流が少ないケースなど、さまざまな事情があると考えられます。誰にも受け継がれずに財産が国へ渡ることを、少し寂しく感じる方もいるかもしれません。
だからこそ、自分の財産を誰に、どのように残したいのかを考えておくことは大切です。遺言書があれば、法律の範囲内で家族だけでなく、お世話になった人や団体へ財産を遺すことも可能になる場合があります。
「まだ先の話」と思わず、一度相続について考えてみることが、将来の安心につながるのではないでしょうか。
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