成功する人に共通して見られる行動の一つに、「誰からも頼まれていないのに、自ら責任や負荷を背負いにいく」というものがあります。権限や発言権、そして報酬といったものは、人が避けがちなリスクや責任と表裏一体になっていることが多いようです。
指示されたことだけを淡々とこなしている場合、リスクを負わない代わりに、いつまでも他人の決めた枠の中で評価されにくい状況が続きやすいと言われています。一方で、誰もが尻込みするような難局や、引き受けたがらない仕事に自ら踏み込んでいく人は、その過程で一定の問題解決力や実戦経験を積みやすい傾向があります。
実際にそうした負荷を引き受けると、周囲からは「あの人が全部やってくれた」という印象が残りやすく、結果として信用や恩義が自然と集まりやすい側面もあるようです。これは特別な才能というより、責任を「自分で取りにいく」という姿勢の副産物として生じることが少なくありません。
もちろん、すべての責任を無制限に引き受ける必要はありません。ただし、都合のいい楽な道ばかりを選び続けていると、経験の幅が広がりにくく、結果として選択肢そのものが狭まっていく可能性はあります。負荷を完全に歓迎する必要はないものの、「これを引き受けたら何が得られるか」を少し意識してみると、思わぬ学びにつながるケースもあります。
自ら背負った重圧を、力づくでねじ伏せるというよりは、小さな負荷から徐々に慣れていくイメージの方が、現実的に続けやすいのかもしれません。そうした積み重ねが、気づいたときには周囲との差になって表れることがあります。
責任を「奪う」というより、「引き受けてみる」というくらいのスタンスでいると、結果的に自分の土台が少しずつ強くなる場合が多いようです。
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