【40代から疲れやすくなる本当の理由?筋肉より大切な「ミトコンドリア」を鍛える方法】

「筋トレを続けているのに疲れやすい」と感じることはありませんか。年齢のせいだと思われがちですが、実際には体内のエネルギー工場と呼ばれる「ミトコンドリア」の働きが関係している可能性があります。

ミトコンドリアは、食事から得た栄養をエネルギーへ変換する重要な細胞小器官です。体重70kgの人なら、体内には約7kgものミトコンドリアが存在するといわれています。しかし研究では、このエネルギーを作る能力は加齢とともに低下し、10年ごとに約8%ずつ落ちる傾向が報告されています。

また、年齢を重ねると筋肉量以上に「筋力」が低下しやすいことも知られています。筋肉そのものは比較的残っていても、エネルギー供給や神経との連携が衰えることで、以前より力が出にくくなる場合があるようです。

この対策として注目されているのが、筋力トレーニングに加えてHIIT(高強度インターバルトレーニング)を取り入れることです。短時間の高強度運動は、ミトコンドリアの増加や機能改善に関わるAMPKなどの働きを促す可能性があると考えられています。

目安としては、週2回の筋トレに加え、週2回ほど10〜15分のHIITを実践する方法があります。例えば「全力30秒・休憩60秒」を4〜6セット程度行うだけでも十分な刺激になるでしょう。

さらに、質の良い睡眠や十分なたんぱく質の摂取、適度な有酸素運動もミトコンドリアの健康維持には重要とされています。一方で、高用量の抗酸化ビタミン(ビタミンCやE)の摂取タイミングによっては、運動による適応を弱める可能性を示した研究もあり、サプリメントは過剰に頼りすぎないことも大切かもしれません。

「筋肉を鍛える」だけでなく、「エネルギーを作る力」を意識すると、日常生活での疲れやすさが改善するきっかけになるかもしれません。

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