前回の押上についての記事では、押上が観光客と住民が共存する街へと変化している様子をお伝えしました。スカイツリー効果による民泊増加のメリットと、ゴミや騒音などの課題についても触れました。今回は、その後の動きを中心に、私が住む近隣エリアの目線で感じる街の変化を続けていきます。
2026年4月から、墨田区では民泊に関する新条例が施行され、規制が大幅に強化されました。具体的には、平日(日曜正午から金曜正午まで)の営業制限や、従事者の常駐義務、住民説明範囲の拡大などが主なポイントです。また、違反事業者への監視・指導も厳しくなり、実際に業務改善命令が出されるケースも見られるようになりました。
こうした取り組みの背景には、住民からの相談・苦情の増加があります。実際に街を歩いていると、以前よりスーツケースを引く旅行者の姿は変わらず多いものの、深夜の出入りやゴミの散乱に関する声は区の窓口を通じてしっかり届けられているようです。「すみだ民泊総合窓口」の開設も、住民が安心して相談できる環境づくりに寄与していると感じます。
民泊増加がもたらすプラスとこれからのバランス
もちろん、民泊の存在自体は地域経済を支える大きな力です。観光客の方々が近隣の飲食店や商店を利用してくれるおかげで、賑わいが生まれ、空き家対策にもつながっています。特に押上・スカイツリー周辺はアクセスが良いため、海外からのリピーターも増えている印象です。
一方で、長く暮らす住民としては、生活のリズムを守れるルールがしっかり機能してほしいところです。新条例によって「観光地」と「住宅街」の線引きがより明確になりつつある今、事業者の方々がルールを守りながら運営されることで、互いに心地よい関係が築けると良いなと思います。
私の住む錦糸町エリアも墨田区内として似た環境にあり、民泊の影響を日々感じながら過ごしています。観光客の皆さんが楽しんで帰っていただける街であり続け、同時に地域住民が穏やかに生活できる街であってほしい――そんな思いで街の変化を見守っています。
押上周辺を訪れる機会がある方は、ぜひスカイツリーだけでなく、近隣のローカルな雰囲気も味わってみてください。民泊が多い街ならではの国際色豊かな空気感が、意外と新鮮です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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