「幸せな人ほど友達が少ない」40年生きて気づいた、人間関係の静かな話

「幸せな人ほど友達が少ない」は、40年ほど生きてみると、だんだん実感として近づいてくる話かもしれません。無理な付き合いを減らせる分、自分を好きでいてくれる人に、ちゃんと時間を使えるからです。

たまに会って美味しいご飯を食べ、気楽に笑える人がいる。そんな人が一人でもいれば、十分幸せだと感じる人も少なくないようです。

人間関係の量より質を大切にする考え方は、最近よく目にします。たとえば、幸福度の研究では「どれだけ多くの人とつながっているか」より、「信頼できる相手がいるかどうか」のほうが、日々の満足感に影響しやすい、といった指摘もあります。全部が当てはまるわけではありませんが、年齢を重ねるほど、その感覚に納得する場面は増えるかもしれません。

40代になると、時間も気力も以前ほど無限には感じにくくなります。会社の付き合い、昔のつながり、SNS上の関係。全部を同じ熱量で維持しようとすると、疲れてしまうこともあるでしょう。そこで「無理のない範囲で続ける関係」と「少し距離を置く関係」を、静かに仕分ける人が増えていくのかもしれません。

減らすことが冷たいわけではありません。自分を大切にできる余白をつくる、という意味合いのほうが大きいように思います。残った関係のほうに、丁寧に時間を使えるからです。

もちろん、友達がたくさんいる人が不幸、という話ではありません。人によって最適な距離感は違います。ただ、「少ないほうが寂しい」と決めつけなくてもいい、という選択肢もある、という程度の話です。

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