ビジネスで一番差がつくのは「誰もがやりたがらない雑務」かもしれない、というお話

「人が嫌がる仕事は、率先してやったほうがお得である」

これはビジネスの基本としてよく語られることですが、実際にこれを愚直に続けられている人は、驚くほど少ないのではないでしょうか。

「大事なのは分かっているけれど、面倒だからつい避けてしまう……」

それが人間の心理かもしれません。しかし個人的には、ビジネスマナーの基本とされる「報連相(ほうれんそう)」と同じくらい、あるいはそれ以上に大切なことではないかと考えています。

なぜ「嫌われる仕事」がチャンスになるのか?

誰もが避けたがる面倒な仕事には、実は以下のような隠れたメリットがあると言われています。

 「競争率」が圧倒的に低い

華やかなプロジェクトには人が群がりますが、地味で面倒な仕事はライバルが不在です。そのため、少し動くだけで周囲に気付いてもらいやすいという特徴があります。

 「信頼残高」が複利で貯まっていく

心理学には、人は他者の「一貫した行動」に対して強い信頼を寄せるという傾向があります。当たり前のことを当たり前にやり続ける姿は、周囲に「この人になら任せても大丈夫だ」という安心感を与え、結果として大きなチャンスを呼び込む呼び水になるのかもしれません。

派手な成果よりも、確かな一歩を

ビジネスの世界では、どうしても一発逆転の派手な成果に目を奪われがちです。しかし、本当に長く一緒に働きたいと思われる人は、周囲が見落としがちな「泥臭い仕事」をサラッとこなせる人ではないでしょうか。

特別な才能がなくても、ただ「目の前の面倒から逃げない」という姿勢を続けるだけで、周りの見る目は少しずつ、しかし確実に変わっていく傾向にあります。

まずは今日、オフィスやチームの中で「みんながちょっと敬遠していること」を探して、手を挙げてみるのも悪くないかもしれません。