XがFor Youの重みを公開。コピーリンク20、返信5、いいね0.5。予測確率に掛ける数字であり、単純な足し算ではない。今日から変える運用を整理する。
2026年8月13日前後、XはFor Youを動かすコードと、行動ごとの重みを公開した。同時に、表示制限ラベルの集計を見る「Under the Hood」も試験提供が始まった。
数字だけ見ると派手に見える。
コピーリンク 20.0、返信・引用・DM共有 5.0、いいね 0.5。相互フォロー相手のオリジナル投稿への返信には、さらにブーストが乗る話もある。
ここで一つだけ先に書いておく。
これは「1回の実測いいね=0.5点」ではない。
モデルが「この閲覧者はこの行動をしそうだ」と出した確率に、重みを掛ける。公開側も「回数の換算表として読むな」と注記している。40倍・10倍という言葉は便利だが、運用の指針であって電卓ではない。
それでも方向ははっきりしている。
プラットフォームが欲しいのは、スクロールの途中の親指ではなく、誰かに渡したくなる情報と会話が続く投稿だ。
いま優先すべき4つの行動
1. オリジナル投稿を出す
おすすめ候補に入りやすいのは、リポストや返信ではなく元投稿側、という整理が複数の解説で共通している。資産になるのは自分の投稿である。
2. コピーしたくなる一文を入れる
重みの一番上は「リンクをコピーして共有」。保存したくなる定義、手順の要約、失敗しやすいポイントの一文。おにぎり理論と同じで、中身は実務、外側は持ち帰りやすさ。
3. 返信が来る余白を残す
返信の係数はいいねより大きい。質問の投げっぱなしは「興味なし」も呼びやすいので、自分の観察を先に置き、最後に一つだけ開く。相互からの返信はさらに厚い、という見方もある。日々の交流がここで回収される。
4. 長く読まれる形にする
滞在時間の係数自体は小さい。それでも飛ばされない書き方(結論先行、改行、具体例)は、クリックや拡大と一緒に効く。
マイナス側も公開されている。通報・ミュート・興味なし・ブロックは重い。炎上で伸ばす設計は、予測モデル上も損しやすい。
Under the Hoodの使い方
確認先は設定の奥ではなく、直リンクが案内されている。
試験運用で、全員が詳細レポートを見られるわけではない。よく言われている条件は次の通り。
• アカウント作成から1年以上
• 対象月にオリジナル投稿がおおむね10件以上
• パイロット対象に入っていること
入れるとJSONが落ちる。中身は「その月に付いたラベルの集計」で、投稿1件ごとの判決書ではない、という説明が多い。英語とJSONが読めなくても、ファイルをAIに渡せば日本語で整理できる。
ラベルがゼロでも伸びないことはある。ラベルは制限の記録であり、おすすめの順位そのものではない。逆に、ラベルが付いていても「即シャドウバン確定」と決めつけない方が実務的だ。
今日からの運用チェックリスト
• 今週のオリジナル投稿は、コピーしたくなる核が1つあるか
• リンクは本文の主役にせず、必要なら返信や末尾に置く
• いいね数より、返信が付いた投稿を翌日に見直す
• 相互への返信を「作業」ではなく会話として続ける
• 月末にUnder the Hoodを一度開く習慣にする
アルゴリズムは今後もリポジトリに差分が出る。昨日の数字を信仰するより、公開された方向(共有と会話)に寄せて、投稿を積み上げる方が再現しやすい。
点数表は地図であって、目的地ではない。目的地は、読んだ人が自分のタイムラインかチャットに持っていく一文を、毎週1つ増やすことだ。